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歯の豆知識

正しい歯磨きは出来ていますか?

2021年4月12日 / 歯の豆知識

〇歯を失う原因

 

 

 

 

 

 

出典:2018年 厚生労働省「抜歯の主原因(全体)」より
  
厚生労働省の報告によると、歯を失う原因の1位は歯周病で37.1%、2位がう蝕(虫歯)で29.2%と合わせると、66.3%になります。

実際に歯を失うのは65歳以上の方が多いのですが、そうならないように若い時から、適切な歯磨きを実践することで予防することが出来ますので、ぜひ今回の内容を参考に実践してみてください。

 

〇お口の中は細菌だらけ?!

歯磨きをすると、お口の中がすっきりしますし、息もさわやかになります。
しかし、最も大切なのは、お口の中の細菌を除去し、虫歯や歯周病を予防することです。

大人のお口の中には、300~700種類の細菌が生息しているといわれています。
歯をよく磨く人で1,000~2,000億個、あまり磨かない人だと4,000~6,000億個、さらにほとんど磨かない人では1兆個もの細菌が住み着いています。

口の中の細菌には、カンジダ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、インフルエンザ菌など、全身疾患の原因菌も含まれていて、免疫力の低下とともに増殖し、病気を引き起こすこともあります。

出典:日本訪問歯科協会「お口の中は細菌がいっぱい」より

 

〇磨きにくい場所を確認

まずは自分のお口の中の歯並びや歯の状態を鏡で見て、汚れているところや磨きにくそうな所を確認しておきます。

プラーク(歯垢)が残りやすい場所

・奥歯の咬み合わせ
・歯と歯の間
・歯と歯茎の境目
・歯並びがでこぼこしている所
・生えている途中の歯

 

〇歯磨き粉について

歯ブラシにつける歯磨き粉ですが、大変多くの種類が売られていますが、ご自分の気に入ったもので大丈夫です。
基本的にはしっかりと磨けていれば、どの歯磨き粉でも問題はありません。

 

〇歯磨き粉の量は?

歯ブラシは水で濡らさず、歯ブラシの先1/3の量の歯磨き粉で磨いてください。
歯磨き粉が多いと泡が多くなり、磨きにくくなるのと磨いた気になってしまい、磨き残しが出てしまします。

 

〇奥歯の磨き方は?

それでは、まず奥歯の咬み合わせ(大臼歯の溝)を磨いてみましょう。
いろんな方向に溝があるので、磨きにくい場所です。
一方向だけしか磨いていないと、食べかすや汚れが残ってしまいますので、歯ブラシの方向や角度を色々変えて磨くようにしてください。

奥歯の磨き方

奥歯の磨き方2奥歯の磨き方3

 

 

 

 

 

〇歯と歯の間の磨き方は?

今度は一番磨き残しがある歯と歯の間です。
毛先を歯と歯の間に軽く入れて小さなストローク(微振動)で磨いてください。
そして手前に歯と歯の間にずらし、小さなストローク(微振動)します。
これを全ての歯に対して行ってください。表側だけでなく裏側からも同じように小さなストローク(微振動)で磨きます。

歯と歯の間の磨き方

 

 

 

 

 

〇歯と歯茎の境目の磨き方は?

歯と歯の間の歯茎はとても敏感でキズも付きやすいデリケートな部分です。
力を入れず指先で歯ブラシの柄を持って磨くくらいで十分です。

歯と歯茎の間の磨き方

 

 

 

 

 

また、歯ブラシは「軟らかめ」がお薦めです。
硬い歯ブラシで強くゴシゴシと磨いてしまうと歯茎が傷ついてしまい歯茎が下がり歯槽膿漏を起こしてしまう原因になります。

 

〇フロスの使い方

これだけ磨いて全体の6割が綺麗になったと言われます。あとの4割は歯ブラシだけでは磨けない部分で、それはやはり歯と歯の間です。
フロス(糸ようじ)で綺麗に汚れを取り除いて欲しいのですが、先程お伝えしたように歯茎はとてもデリケートです。
そこにフロスをガツンと通してしまうと歯茎へ相当なダメージが加わり、直ぐに歯茎が下がってしまいます。
フロスはゆっくりと歯と歯の間を通し歯茎に絶対に当てないようにして、使ってください。

フロスの使い方

 

 

 

 

 

〇舌の磨き方

最後に「舌」の磨き方をご紹介します。
実は舌にも細菌や食べかすなどが付着しているので、綺麗に磨いて欲しい場所なのです。

舌の表面には味を感じる味蕾(みらい)という小さな器官があります。舌の表面をゴシゴシと強く磨くと味蕾に傷つき味が分かりにくくなったりすることもあります。

舌のお手入れは歯ブラシで軽い力で掃除するか、市販でも購入可能な舌専用ブラシがあります。これで優しくお手入れするとお口の中は完璧だと思います。

 

〇まとめ

ここまで歯磨きについてご説明してきましたが、下記まとめになります。

1)歯ブラシに少しだけ(3分の1程度)の歯磨き粉をつける
2)奥歯の溝は一方向だけでなく歯ブラシの角度や方向を変えて磨く
3)歯と歯の間に毛先を入れ、力を入れず『微振動』で磨く
4)歯と歯茎の間は、指先で歯ブラシを持って軽く磨く
5)フロスはゆっくりと入れ、歯茎に当てないように使用
6)舌のクリーニングも必要(舌専用のブラシで)
 
この6つの項目を念頭に朝昼晩と3回歯磨きをしてください。


歯磨きを正しくやることは、歯を長持ちさせるためにも、とても大事だということを理解していただけると幸いです。

でも残念ながら、、、
正しく歯磨きをしていたとしても、どうしてもプラーク(歯垢)は残ってしまいます。

歯医者のクリーニングでは、歯ブラシでは落とせないプラーク(歯垢)も除去できます。
いつまでも健康な歯を保つためにも、3~4か月に1度は、ぜひ歯医者でクリーニングを受けてください!

きれいな歯

 

 

 

 

 

お口の中に銀歯(アマルガム)はありませんか?

2021年3月16日 / 歯の豆知識

〇アマルガムとは?

 

アマルガムとは、いわゆる「銀の詰め物」のことで、最近まで歯科治療の一つとして虫歯を除去後、アマルガムが充填される治療が有りました。

アマルガムは水銀を40~50%含む金属で、銀35%、スズ9%、銅6%そして少量の亜鉛で出来ており、無機水銀と言われ、安全だと言われてきました。

近年、様々な症状の原因と考えられ、アレルギー、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、や頭痛などと言った危険性が高い材料だと考えられています。

メリットとしては二次カリエス(治療後再び虫歯になる)になりにくい事です。確かにアマルガムを除去した後、虫歯になっていないケースは多いと思われます。

しかしデメリットの方が大きく感じられます。

現在は保険治療から廃止されており、アマルガムに変わり保険治療では光重合レジン(歯科用プラスチック)や保険外でのセラミックでの治療をお薦めします。

 

〇アマルガムの見分け方

 

アマルガムは他の詰め物と少し見た目が違い、比較的見分けがつけやすい材料です。

数年経過していると劣化し黒く変色してきます、他の詰め物(パラジウム合金)よりも

表面がザラついていて、少し欠けている場合があります。パラジウム合金はツルツルしており

比較的見分けがつけやすいと思います。もし見分けがつかない時や、これだと思われた場合は歯科医院にて相談する事をお薦めします。

 

〇アマルガムが入っている場合はどうすればいいの?

 

アマルガムは少量でも唾液が電解質として作用し劣化していきます。また水銀を含んだ蒸気を発するとも言われ自覚の無いまま体内に吸収されてしまいます。

 

まずは歯科医院にて相談の上取り除くことをお薦めします。

現在はメタルフリーの治療が主流になっています。アマルガムを除去後、光重合レジン(歯科用プラスチック)または削る量の大きさによってはセラミックでの治療をお薦めします。

 

アマルガムを除去する際はラバーダム(削り取る際に口の中に水銀などが飛び散らないようにガード)などをして、除去を致します。

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